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佐賀工場について

安全性への取り組み山本海苔店は、会社をあげてよりおいしく、安心安全な海苔を、より多くのお客様に、永きに亘って楽しんでいだだく為に、下記を順守し商品を製造いたします。

  • お客様の立場で品質管理に努めて参ります。
  • 法令を順守し製造いたします。
  • 継続的改善のため、品質ならびに食品安全マネジメントシステムに則り運用いたします。
  • 品質向上のため従業員への食品安全教育ならびに円滑なコミュニケーションに努めて参ります。
安心安全な食品を提供するための
国際基準
「FSSC22000」を取得しています

「FSSC22000」とは、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000と、それを発展させたISO/TS22002-1(またはISO/TS22002-4)を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI:Global Food Safety Initiative)が制定したベンチマーク承認規格です。

取得の背景弊社は海苔製造メーカーとして業界に先駆け、2015年にHACCP取得するなど製品の安全管理にこれまで努めてまいりました。しかしながら、昨今は時代の変化とともに消費者様から食品安全に対してより高いレベルでの安全性を求められております。
おりしも、弊社は昨年7月株式会社髙岡屋との資本業務提携を行い、さらに海外市場に製品をお届けする機会も増えつつあります。
そうした背景からこの度食品安全マネジメントシステムとして国際的な認識規格であるFSSC22000の取得をいたしました。
今後は更に国内外のより多くのお客様においしい海苔を安全にお届けしてまいります事をお知らせ申し上げます。

FSSC22000取得概要
登録組織
株式会社山本海苔店 佐賀工場
審査登録範囲
焼海苔、味附海苔の製造
(但し、佃煮の製造については適用除外とする)
登録番号
JMAQA-FC568
登録日
2023年8月1日

■山本海苔店佐賀工場
創業以来の「海苔ひとすじ」のバックボーンには、徹底した“品質主義”があります。それを支えているのが「山本海苔店佐賀工場」です。日本最大の海苔生産地である九州有明海。平成26年(2014年)9月山本海苔店はこの有明海をのぞむ佐賀市の久保泉第2工業団地に工場を建設。日本最大の海苔生産地である佐賀に製造拠点を設置することにより、生産者と消費者との距離を縮め、最上級の海苔を鮮度感のある商品に作り上げます。佐賀工場は敷地面積10,000㎡、工場4,952㎡の延床面積を擁しています。工場内には原料を保管する冷凍倉庫を棟内に設置し、原料輸送の時間短縮及び劣化リスクを回避。また、令和4年(2023年)8月にはFSSC22000認証を取得しました。

詳細情報

焼海苔機・味附乾燥機の熱源ゾーンの隔離
清潔な作業環境

クリーンルーム内は機械静止状態で、クリーン度クラス10万であり、クリーンルーム内の微生物やチリ数が、海苔工場として極めて低い水準で制御されています。
焼釜などの熱発生箇所は、クリーンルームをさらに別室化し、熱焼後の汚染空気がクリーンルーム内に流出することを防ぐことにより、空気清浄度と適性湿度を保持しています。
クリーンルーム内の空気は、一般作業ゾーンに排出され、クリーンルームの清浄度が維持されるよう設計されています。
床は、全面緑色の衛生性に優れた水性硬質ウレタン樹脂塗床(帯電防止)、壁は帯電防止クロスで覆われ防塵性の高いものになっています。
又、床と壁の接合部は湾曲し、扉や窓の桟は45度の角度がつけられ、塵埃が溜まらず清掃がし易いようになっています。Σ照明は飛散防止フィルムでコートした蛍光灯を使用し、作業域で500ルックス、検査域で700ルックス以上が確保され、異物混入の未然防止を図っています。
除塵エアシャワー
防塵・防虫対策

人や原材料が一般ゾーンからクリーンルームに入るには、空気逆流の起きない仕組みの前室のみからしか入室できません。
人は集塵効率99.97%という高性能エアーシャワーで強制除塵します。
商品搬出口や倉庫出入口は二重スクリーンによる防塵及び防虫・防鼠がなされ、更にその効果を高める為に建物の近辺は植裁を取り除き、アスファルトが敷かれ、総合的な防塵・防虫対策を推進しています。
微生物制御

原料海苔や資材は、クリーンルームに於いて厳重な微生物制御のもとで高品質の製品づくりがなされます。
一方、商品用の缶は、除塵・除湿後に海苔が充槙・包装されます。
クリーンルーム内では、生海苔の伸ばし作業から、焼き出し・味附・製袋・缶詰まで一貫生産がなされ、物性劣化や水分率の悪化防止、微生物の二次汚染の防止による微生物制御の徹底を図っています。
自動給湯洗面台

ジェットタオル・アルコール手指消毒機
従業員の衛生管理

従業員の衛生教育や生産知識等の技術向上の為の人材育成は、毎月計画的に行われ、さらに高い技術基盤の構築を図っています。
毎朝クリーンルーム入室前に、衛生管理表に自分の健康状態や手指の傷・爪・毛髪・化粧の処置を記入します。さらに責任者は本人を確認し、必要に応じた指導を行います。
クリーンルーム内従業員と一般区域従業員との間で交差汚染が起きないよう、両者の更衣室やトイレ・手洗い所は分離してあります。
また、自動給湯洗面台・ジェットタオル・手指のアルコール消毒器・靴の粘着クリーナー等が設置されており、入室時は作業服の着衣確認のため鏡を使用するようになっています。
エアーシャワーで除塵し入室した後も、就業中は必要な都度に手指のアルコール消毒を行い、常に清潔さを保持しています。
品質管理室の工程管理

品質管理室は製造機器に微生物の二次汚染が発生していないかの工程検査や、原料海苔や資材の納品時に、添付されている品質保証書との間に重大な差異がないかについてもチェックします。
とりわけ製造ライン上での、微生物の二次汚染の有無を常時モニタリングし、異常があれば直ちに製品部と一体となって改善を行います。
又、作業環境全般の衛生上の監視を実施し、品質向上の為の重要な施策は、工場長からトップダウンで指示がなされ、速やかに改善が行われる仕組みになっています。
加えて、品質管理室は研究所とタイアップして生産技術力の向上に努めると共に、PH・塩分濃度・水分活性・水分含量などのデータに基づき、工程管理を行い、高品質・低コスト生産に挑戦しています。

所在地

佐賀市久保泉町大字下和泉2028-13 久保泉第2工業団地

電話番号

0952-98-3077