俳句庵
季題 3月「さくら」

- さくら咲き大きな村となりにけり
- 鈴木 一郎 様

- 咲き満ちて散るを惜しまぬさくらかな
- 佐藤 博一 様
- 桜狩鞄の中の江戸古地図
- 林 たかし 様
- 蝶もろとも川越すさくらふぶきかな
- 木原 登 様
佳句鑑賞
- 花の下片手あづけて片手冷ゆ
- 鈴木榮子
鈴木榮子先生コメント
優秀賞、さくらが咲いてその風景が春を呼び、眺めると視界が広々と春を知らせてくれるのです。春になるとハッとする桜景色です。 兼題の桜についてですが、花といえば俳句では桜の花を指します。春の季語です。
花明り、花の宿、春で花と言えば桜と思ってください。
◎ 優秀賞、入賞に選ばれた方には、山本海苔店より粗品を進呈いたします。