俳句庵

季題 5月「立夏」

  • 職場には職場の顔で夏に入る
  •         北村 英子 様
  • 山の名は槍や剱や夏に入る
  •         足立 則義 様
  • 美容師のはさみの軽き立夏かな
  •         信安 淳子 様
  • 山の子の海の子となる立夏かな
  •         佐藤 博一 様
佳句鑑賞
  • 四万六千日浅草裏より詣りけり
  • 鈴木榮子

鈴木榮子先生コメント

立夏から立秋までの5.6.7月が夏にあたります。5月になるのを職場でも学校でもみんな待っています。5月6日頃が二十四節気の立夏です。
今月はその夏を詠んで頂きました。今月は277句の投句がありました。その中で入選されるのは4句ですから、70句に1句という厳しさです。どうぞ必ずしもお一人6句投句なさらないで、自信のある句をご投句ください。
また、俳句17字を「5 7 5」とそれぞれの間に、一字づつ字間をお取りになる方、
どうぞ17字続けて書いてくださいませ。それが俳句の書き方です。

◎ 優秀賞、入賞に選ばれた方には、山本海苔店より粗品を進呈いたします。