海外赴任で得た学びで営業本部長へスピード出世。グローバルでの経験を活かし、山本海苔店を更なる飛躍へ。

海外赴任で得た学びで営業本部長へスピード出世。グローバルでの経験を活かし、山本海苔店を更なる飛躍へ。

今回は2005年に新卒入社した守口慎太郎(もりぐち しんたろう)さんのインタビュー記事です。

百貨店の販売員からキャリアをスタートし、海外赴任を経て、若くして営業本部長に就任。
どんな環境でも愚直に成果を積み上げながら、挑戦を続けてきた守口さんのキャリアは、「伝統は革新の連続である」という山本海苔店の姿勢そのものです。

創業170年を超える老舗ながら、海外展開を進め、若手が商品開発にも手を挙げられる。そんな「伝統と革新」が共存する環境で、自らの可能性を広げていきたい方に、ぜひ読んでいただきたいインタビューです。

百貨店の販売員からスタートし、新設部署の営業へ。

▍山本海苔店へ入社を決めた理由を教えてください。

もともと食べることが好きだったので、食品業界を中心に受けていました。その中で、江戸時代から続く山本海苔店の歴史性にすごく惹かれました。

もともと歴史が好きだったので、「食」と「伝統」が両方そろっているのが決め手でした。

▍後にシンガポール駐在を経験されていますが、学生時代には「海外で挑戦したい」という気持ちはありましたか?

正直、全然なかったですね。

英語も得意ではなかったので、数年後に海外駐在をしているということはまったく想像していませんでした。

そういう意味では、会社からそういった機会をもらい大きく成長できたと思います。

▍入社後は、百貨店の売場で販売をされていたんですね。

はい、1年目は新宿伊勢丹の売場で販売員をしていました。

同期が11人おり、ほとんどが本社配属だったのですが、振り返ってみると、現場でお客様と接して商品やブランドを知ることができたのは良かったと思います。

▍その後は「広域流通事業部」に異動されています。これはどういう部署だったんですか?

百貨店の売上が少しずつ下がってきており、それを補うために量販店向けのチャネルを伸ばそう、という会社の方針で新しくできた部署でした。イトーヨーカドーさんやイオンさん、国分さんのような商社も含めて担当する部署です。

私は2年目からそこに入って、3年ほど営業をしていました。
量販店・商社向けの実務的な営業がしっかりできて、営業としての基礎はここで身についたと思います。

サンリオとのコラボ商品の開発を経て、最年少で花形の部署に配属。

▍広域流通部での経験のあと、営業推進部に移られています。このときはどういった役割だったのでしょうか?

全社的な販売施策を考えたり、企画案件を進めたりする部署です。

ちょうどそのときにサンリオさんとのコラボ企画の話があり、その担当として初めて商品開発に携わりました。

▍老舗ブランドだと、キャラクターコラボは慎重になりそうです。

そうなんです。ブランドとのバランスをどう取るかは社内でも議論がありました。

ただ、会社の風土や社長の考え方としても、「新しいことに積極的に取り組む」ということを大切にしています。

歴史をみると、味附海苔の開発や、今では一般的になったお菓子やおつまみとして食べる海苔の開発、日本で初めてドライブスルーを導入したのもファーストフード店ではなく山本海苔店です。

若手のメンバーが提案した商品が実際に商品化されることもよくあることです。

▍その後は、当時“花形”だった百貨店営業を20代で担当されています。これはかなりの抜擢ですよね。

そうですね。

百貨店の営業は、当時は30代半ばくらいの中堅メンバーが中心で、私は20代でしたので部署では最年少でした。

経験を多く積んだ即戦力のメンバーが配属される花形部署だったこともあり、一部の方は「なんで守口が」と疑問に思っていた人もいたとは思います。

▍なぜそのタイミングで守口さんに任せられたのでしょうか?

若手が足りなかった、というのはあったと思います。

ただ、広域流通や営業推進で一通りやってきたことを評価してもらえた部分もあったと思います。

いずれにしても、若手にも主要な領域を任せるという文化が背景にはあると思います。

突然のシンガポール駐在。単身で7年間奮闘し、東南アジアの販路を開拓。

▍2011年からはシンガポールに駐在されていますが、どういった背景があったのでしょうか?

会社として「東南アジアでの売上をどう伸ばしていくか」ということが課題になっているタイミングであったこと、シンガポールの現地パートナーさんの「人手が欲しい」というタイミングがちょうど重なった時期でした。

先方はシンガポール高島屋の中に店舗を持っており、日本の食品をたくさん扱っていたんですが、扱うメーカー・商品が増えて1人では回しきれない状態でした。

そこで「うちから1人行かせよう」ということで、私がシンガポールに赴任することになりました。

▍現地のお店の運営と、山本海苔店としての東南アジア開拓とを両方やる、というイメージだったんですね。

そうです。

現地パートナーの会社はシンガポール高島屋内に複数の日系ブランドの店舗運営をしていました。その店舗運営をしながら、山本海苔店の海外販路拡大のために、シンガポールだけでなく、タイやインドネシア、ベトナムなどの販路を開拓していました。

ある意味“二足のわらじ”でしたので、そこは大変でしたね。

▍英語が得意で行ったわけではない、とおっしゃっていましたが、語学の面では苦労されましたか?

英語はむしろ苦手でした。ただ行ってみてわかったことは、語学力より「海外の環境に適応できるか」「人間関係を自分で作れるか」のほうが重要、ということです。

▍実際に東南アジアで仕事をしてみて、日本との違いを感じた部分はどこでしたか?

一番感じたのはスピード感です。シンガポールは意思決定がとにかく早いです。

日本だと担当→課長→部長→役員…と段階を踏みますが、シンガポールでは担当者からいきなり決裁者に話が行くことが多いです。

また、転職が多いので担当者がすぐ変わります。

そのたびに説明を最初からしないといけないので、資料や経緯をすぐ出せるように整えていました。

▍各国で商習慣も違いますよね。

全く異なりますね。たとえば、インドネシアはルールが頻繁に変わって、そのたびにやり直しになることもありました。

こういった各国の商習慣の違いについては、現地に住んでいる日本人の方々、他社の駐在員の方々に教えていただきました。

この日本人ネットワークにはとても助けられ、いろいろな方を紹介してもらったり、現地の仕事の進め方を教えてもらったりしました。

▍結果として、シンガポール以外の国でも販路を広げられたんですよね。

はい。シンガポールはもちろん、タイやインドネシアでも山本海苔店の商品を扱っていただけるようになりました。

競合が既に海外展開をしており後発で入っていくことは非常に難しい部分もあったのですが、担当の方との信頼関係を地道に構築していく中で弊社の商品を扱ってもらえるようになりました。

海外での経験を活かし、最年少で営業本部長に就任。

▍2017年に帰国されてからは、再び国内の営業に戻られています。当時のポジションはどのようなものだったのでしょうか?

営業マンとして現場に戻りました。当時でも部署の中では最年少で、一番下の立場からのスタートでした。

シンガポールでも1人で活動していたので、マネジメント経験は一切なく、帰国後もいきなり部下を持つというより、自分で動く立場からの再出発でした。

▍そこから2024年に最年少で営業本部長に昇進されたと伺っています。どのような流れだったのでしょうか?

泥臭く目の前の営業で結果を出し続けていく中で評価をいただき、最年少で営業本部長に就くことができました。

単身で海外販路の開拓を行った経験で大きく成長することができ、帰国後に成果を残すことができたのが大きかったと思います。

▍海外経験がどのように成果につながったと感じていますか?

シンガポールでは他業種の方と交流することも多かったのですが、洋菓子メーカーさんの取り組みから学ぶことがとても多かったです。たとえば、売り方やディスプレイの工夫などです。

弊社は歴史が長く商品の品質にも自信があることから「質の良い商品を置いておけば売れる」と考えていましたが、洋菓子の業界では「どう見せればお客様に手に取ってもらえるか」という発想をすることが当たり前です。

季節によって商品も異なりますし、その時々のトレンドに合わせてディスプレイも変更されています。つまり、「マーケティング視点」が商品開発から販売まで一貫しているんです。

帰国後はそのマーケティング的な視点を取り入れて、季節商品やギフト商品の企画などを行い、ディスプレイなど販売方法についても改善を行っていきました。

また、海外では弊社のことをまったく知らない人がほとんどなので営業の難易度はかなり高かったですが、国内では知ってくださっている方が多いので、営業もかなりしやすかったですね。

若手でも商品開発を行うことができる、挑戦を歓迎する山本海苔店の文化。

▍最後に、山本海苔店で働く魅力を教えてください。

一番の魅力は「新しいことに挑戦できる環境」があることだと思います。

山本海苔店は老舗ですが、決して伝統だけにとどまる会社ではありません。若手のうちから、アイデアを出して形にできる風土があります。

たとえば、営業が取引先から聞いた声をもとに「こういう商品があれば喜ばれそうです」と提案し、企画書を出す。その案が採用されて、商品開発部と一緒に進めて実際に商品化される、というのが今では当たり前になっています。

▍老舗企業でありながら、そうしたチャレンジができるのはすごく特徴的ですね。

はい。若いうちから責任を持って仕事を任せてもらえます。

その分プレッシャーもありますが、やりがいは大きいですし、成果を出せばきちんと評価される会社です。

自分の企画した提案が商品になり、それを全国のお客様が手に取ってくださる。そんな経験はなかなかできないと思います。

「食」に興味があり、挑戦できる環境・成長できる環境を求めていたり、グローバルに挑戦したいという方にとっては魅力的な環境だと思います。



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